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何をするにも愛を目的とする(昨日のつづき)

 投稿者:敏・記  投稿日:2016年 8月28日(日)01時22分31秒
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  ・きょう(28日「民放テレビスタートの日」)が誕生日の方【贈ることば】『あなたは、わたしの目には高価 で尊い。たしはあなたを愛している』(イザヤ書43章4節)・弥奈子学姉(釜石市)・康子学姉(横浜市)・ゲーテ(ドイツの詩人、1749年)・トルストイ(ロシアの作家、1828年)《歴史メモ・日本最初のバイオリン、松永貞次郎によって完成(1880年)・民間初の日本テレビ、本放送開始(1953年)*主日礼拝(聖歌隊練習、ハンドベル練習)*リンガーズ練習(15:00分~17:30分)

第二次世界大戦が終わって間もなく、ヨーロッパは事態の収拾にやっきとなっていた。戦争のために、イギリス本国の広範囲が荒れすたれ、破壊されていた。おそらく最も痛ましいのは、そのように破壊した町の通りでひもじさを抱えている孤児たちの光景だっただろう。終戦直後の食糧難の時代に育った人だったら、この気持ちはお分かりだと思う。
 かなり寒い朝早く、ひとりのアメリカ兵が兵営に戻る途中、ジープでロンドンのとある角を曲がろうとした時のことである。一少年がパン屋の窓ガラスに鼻を押し付けているのが見えた。店の中ではパン屋が、次に焼くドーナツの粉を練ってる。腹をすかせた少年は、その動きを一つ一つじっと眺めていたのだった。アメリカ兵はカドにジープを止めると、降り立って、少年に近づいて行った。蒸気で曇った窓ガラスを透かすと、ホカホカのおいしそうなパンが、オーブンから取り出されるのが見える。それをパン屋は大事そうにガラスのカウンターに入れた。少年はツバを飲み込んでため息をついた。脇に立っていた兵士の心は、名も知らないその孤児に吸い寄せられた。
 「キミ、食べたいかい?」少年は目を見張った。「もちろんさ……食べたいに決まってるよ」。アメリカ兵は店に入って行き、1ダースほど袋に入れてもらうと、少年のところに戻った。そしてにっこりしながら、「さあ、食べていいよ」と紙袋を差し出した。兵士が立ち去ろうとすると、少年は兵士のコートを引っ張って、そっと尋ねた。「あの……あなたは神さま?」
実話はこれで終わるが、心に問うてみたい。「人生にはいろいろ大事なことがあるのだが、人間が人間に贈ることの出来る最善の贈り物は何だと思うか?」正解は「いい思い出です」。どんなにステキなものであっても、この世のものは結局は亡び壊れて行く。しかし、いい思い出だけは、受け取った人が意識不明にならない限り、一生続くものである。語り継がれるならば、その人の死後も続く。お互いに、かたわらにいらっしゃる主と共に歩み、いい思い出を挙げられる人になりたいものである。

 
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