|
|
2009年6月14日(日)10時30分開演
昨日も120強のお客さまにお出でいただき、盛況のうちに終えることができました。
ご来場いただきましたお客様、ありがとうございます。
またスタッフ、お囃子、出演者の皆様、お疲れさまでした。
【番組】
一、「饅頭こわい」勘タン
一、「青 菜」 桐璃
一、 紙切り 酔書(「線香花火」「菖蒲」「ほたる狩り」)
一、「いらち俥」 茆町
一、「百 川」 酔書
お囃子:小きぬ、福岡教育大落語研究会
「百川」は随分久しぶり(高座にかけるのは9年ぶり、
宗像ユリックスではなんと15年ぶり)に高座にかけましたが、
例によって温かいお客さまの笑いに助けられ、なんとかまとめることができました。
もともと円生のテープで覚えたので、今回改めて円生のDVDを鑑賞してみたのですが、
あらたな発見があり『なるほど…』と一人で感嘆した次第です。
○その一、
〜魚河岸の連中が百兵衛に「くわいの金団」を出そうとする場面〜
「皿を探してから金団を挟めばいいじゃねえか…金団を挟んでから皿を探すから、
ほらほら餡(あん)がぽたぽた落ちるじゃねえか」は、
お客様に「くわいの金団」が「餡かけ」であることを印象付け、
このあとの百兵衛の「これは、あん(何)でがすか?」
「あん(何)ちゅうもんかねこれは?」のくすぐりを効果的にしている。
○その二
〜魚河岸の若いものが百兵衛に早口でまくしたてる場面〜
若「常磐津の歌女文字てえのを呼んでこいってぇんだよ」
百「はあ…トキワズのカメモジちゅう先生、呼ばるるか?」
若「何が『先生』だ。常磐津は『師匠』てぇんだよ『師匠』!」
百兵衛に再度ゆっくり言わせて確認を取らせることで、聴衆も
「常磐津の歌女文字」という名前を頭に焼付けることができ、
あとでの「鴨地(かもじ)」先生とのとり間違いをしっかり把握できて笑いを効果的にとる。
円生は名人と言われますが、言葉に無駄がなく、しかも必要な台詞だけがある。
そんなところが名人と言われる所以の一つなのかもと思った次第です。
|
|