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プロレスラーの藤波辰爾(本名辰巳)さん(54)が、取締役会で決議された退職功労金が支払われなかったのは不法行為に当たるとして、新日本プロレスリング(東京都世田谷区)などを相手に、総額約5000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁八王子支部に起こしていたことが9日、分かった。
訴状によると、藤波さんは1984年6月から2006年4月まで同社取締役を務め、このうち5年間は社長に就いた。同社には役職や在職年数に応じ、退職する役員に慰労金を支払う規定があったが、業績悪化を理由に06年3月の取締役会で規定を廃止した。しかし、藤波さんについては「過去の業績と、従来規定を考慮し功労金を支払う」との決議がされたという。
その後、新日側は「将来にわたり経営に協力することが前提」と主張。藤波さんの退社後、昨年4月に開催された株主総会でも、筆頭株主のゲームソフト会社の反対で功労金支払いは否決された。
藤波さん側は「功労金の贈呈に条件は付いていなかった。会社は、役員も派遣している筆頭株主と謀った」と主張している。
新日本プロレスリングの話 裁判中でもあり、現時点ではコメントを差し控えたい。
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